健康な職場づくり応援団 ◆林朋子◆

HOME» 健康な職場づくり応援団 ◆林朋子◆ »部下から上司へのパワハラ

健康な職場づくり応援団 ◆林朋子◆

部下から上司へのパワハラ

パワハラというと上司から部下に行われるケースが多いですが、

今回は部下から上司へのパワハラの事例をご紹介します。
 

・遅刻を叱責されたり、ミスを指摘されたら、

 パワハラだと言って人事に通報するぞと脅す。

・部下たちが結託して上司を無視する。

・直属の上司の指示より、他部署の役職者の指示を優先する。

・上司から指示されたことをわざと無視して、自分勝手な仕事をする。

・得意先からの連絡をわざと取り次がない。上司が不在時に受けた連絡

 の伝言を伝えない。

・部下が上司に対して「こんな簡単な仕事もできないんですか」

 「そんなことでよく上司としてやっていますね」等と誹謗中傷する。

・上司の身体的特徴を馬鹿にする。

・社内に中傷ビラをまく。

・お湯のようなコーヒーをわざと出す。等


管理職は嫌がらせを受けていても、それを訴えにくいため、

上司がうつ病を発症して初めて表面化するケースもあります。

また、パワハラと言われることを恐れて、指導ができない管理職が増えていますが、

まずは部下に対する指示内容を明確にした上で、

部下を指導することが管理職には求められます。


それでも上司の指示に部下が従わない場合は、何に対して従わなかったのかを記

録に残し、人事に報告して、然るべき対応を行うべきです。

管理職の指示を聞かない部下は服務規律違反で、処分の対象となりえます。


仕事ができる部下には管理職が厳しいことを言えずにいるケースを時々見かけますが、

いくら仕事ができても「勘違いした部下」は甘やかすべきではないと考えます。
 

 

2018/03/08