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黙って見ている効果

最近リモートワークから出社に切り替える企業のニュースを
目にするようになりました。特にアマゾンやメタなどアメリカの
超巨大IT企業。
このニュースに流されて、うちもリモートワークをやめて、
全員出社に切り替えるぞ!と考えたらそれは危険。
まず、その状況を詳しくみていかないと本当のことはわからない。
そもそも国土が広いアメリカの中での働き方がどうなっていたのか
タイムゾーンが4つもあるし、西海岸と東海岸では気候も大きく違うし。
 
ということで、一つの情報を鵜呑みにしてしまうのはやめた方が
いいのですが、人の特性として考えておきたいのが、
ほとんどの人は自分に関心を持って欲しい、見ていて欲しい。と
思っているということ。
一人で仕事をする方が集中できる人もいれば、大勢の中に
いた方が集中できる人もいて、それは人それぞれなのですが、
自分がやっていること、やったこと、成果、頑張っている姿を
見てくれている人がいると、それだけでも嬉しいし、頑張れるもの
なのですよ。
リモート勤務で欠けてしまいがちなところがここで、
周りにすぐに話しかけたり、相談できる人がいないだけでなく、
なんとなく見てくれている人がいないと寂しくなってしまう。
なので、敢えてそういう時間を作る必要があり、それが適度にあるだけで
リモートワークの効率は格段に上がるのです。
評価を求めているのでもなく。ただ見ていて欲しい。そういうもの。
 
リモートワーク否定派の多くは、年齢も高く、役職が上の人が多いのですが、
実はこういう人こそ、周りから見てもらって関心を寄せて欲しいのです。
だから、周りに人がいないリモート勤務を否定的に捉えてしまう。
 
ということで、リモート勤務に消極的だったり否定的な偉い人が
リモートワークしている時に、ちょっとオンラインで声をかけて
みたりするととても効果的。だって、俺のこともっとも見て!という人たち
なのですから。
 
 
【今週の1冊】

「流れる星は生きている」 
 藤原てい 著 19494年 
 
終戦。満州の新京(長春)からの引き揚げの話。
ノンフィクションなのか小説なのか、つまりどこまでが
真実なのか理解できないけれど、なんとも壮絶なドラマ。
終戦時に私の母親も満州から引き揚げてきたので、
同じような思いをしたのかと思うと胸が苦しくなる。
 
もっともっと話を聞けばよかった。ゆっくり話をしたかった。
 
 
 

 

2024/10/07

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