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平均で語る危うさ


平均身長、平均体重、平均年収、平均勤続年数、
この4つとも平均的な幅の中におさまる人ってどのくらい
いるのでしょうか。おさまる人DMください!
多分ほとんどいないと思うのです。

人はみんなそれぞれ固有な存在だし、みんな違うし、
だから世の中面白いのに、それなのになぜか平均の数字を
出されると気になってしまう。特に平均より低い時に
(体重は除く)

全て平均的な人は、世の中に存在していないのですよね。
個別にはそれぞれが異常値。そして、それを集めると
平均になるだけと考えるとあまり意味がないことがわかりますよね

例えば星の寿命。太陽くらいの質量だと120億年。
太陽の10倍の質量の星は1,200万年、太陽の半分だと1,000億年。
宇宙の年齢は138億年なのに。と、ある一つの星を見ると平均っ
こんな感じくらい意味がないんですよね。

平均って、統計的には意味があっても一人ひとりにとって、つまり
自分自身にはほぼ意味がないことなのです。

ということで、平均の呪縛から解き放たれてみんなやりたいことを
真剣に真面目にやったらいいと思うのです。平均的な人なんて
どこにもいないんですから。
 
 
【今週の1冊】

「苦海浄土 わが水俣病」
1972年 石牟礼道子 著  

子どもの頃、水俣病は身近な出来事でした。テレビで水俣病患者と
チッソや国との対立、交渉。テレビでよく報道されていました。
そして今の水俣は、とてもきれいな海を取り戻したことは知っています。

突然の難病。猫が踊るように死に始め、すぐに漁民にも同じ症状が
現れ始め、程なく熊大医学部の調査で原因がチッソの工業廃液に含まれ
ていた有機水銀ということがわかっても、企業や国はなかなか認めない。
多くの水俣市民の中には、チッソという会社側に立つ人も。
日本の高度経済成長期の入り口での出来事。

未だに企業不祥事が無くならない今こそ、風化させてはいけない出来事
であると思います。いかに人は弱いのか、共感力に乏しいのか。
考えさせられます。

 

2022/09/20

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