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相手によって態度を変えない

これから年末にかけて、しばらく仕事(研修)に関係する
テーマを書いてみようかなと思っています。今までの自分の仕事を
一度整理していくためにも。
 
その1回目が、ダイバーシティにおける大事なポイントである。
「相手によって態度を変えない」ということ。
結構永くこのテーマの取り組みをやってきていていますが、
流石に「ダイバーシティってなに?初めて聞きました」という
人は減ってきましたね。特に人事セクションや経営者レイヤーの方々。
 
そうすると増えてきたのが言葉は知っていて頭では理解していても
本質の理解が追いついていない人たち。
その違いがすぐにわかるのがこれ。相手によって態度を変えるかどうか。
無意識だから自分では気づいていないから怖い。そして頭では理解している
つもりだから厄介。
相対する人の立場や役職、年齢、性別、国籍、見た目、、、。
その他いろんな観点が加わるからとても難しいのだけれど、
普段からその人も本質を見ようとしている人は全く態度が変わらない。
そうでない人は、瞬間態度に現れるのです。
そして、違う態度を取られた人はそれを瞬時に見抜く、というか感じてしまう。
「この人、自分を軽んじてるな」とか「低く見てるな」とか。
研修で大事なポイントはここ。
自分はわかっていないということにいかに気づいてもらえるか。
そして気付いたら、どうしたらそれを変えることができるか。
それってできるの?気付くことができれば変えることはできるのです。
それが実に面白い。環境に柔軟に適応することができる人類の強みはそこにある
のでしょうね。
 
ということで、自分はどうなのか。まずちょっと振り返って見ることが
できる人は大丈夫。不安な人は是非研修受講してみてくださいね!
 
 
 
【今週の1冊】

「われはロボット(I,Robot)」 
 アイザック・アシモフ 著 1950年 
 小尾芙佐 訳 ハヤカワ文庫角
 
言わずと知れた古典SFの名作。実に面白い。
SFというより哲学書という方が近い気がする。
70年以上前の世界で、どうしてこのような世界観を
想像できるのか。それを考えるだけでも人の持つ
可能性を伺い知ることができる。
「幼年期の終わり」「星を継ぐもの」「1984」
そして「アンドロイドは電機羊の夢を見るか」などなど
古典SFは名作の宝庫でもあり、未来への預言書でもあり、
哲学書であることは間違いないと思う。
 
話は変わりますが、最近よく聞くようになった「体験格差」
確かに実体験は大事だけれど、その格差を無くすためには
読書が一番ではないかな。
無限の可能性を秘めた自分の脳を使う。それができるのが読書。
もちろん宇宙空間に行ったことないけれど、私はSFで十分に
体験してますから。
 
 

 

2024/09/16

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