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アクシア社長のオフィシャルブログ
なんだかんだ言ってみる
| 台風一過の秋晴れ。今年の自然災害には驚きますが、 地球からするとほんの少しの乱れにも満たないのかも しれませんね。 先週はほんの少し研修の合間で、今年の研修のことを あれこれ考え、思い出していました。 そこで気になることが少し。 研修のほとんどはインハウス(1社開催で他社の方はいない) で実施しているのですが、社内のことを話すときに、きちん と言わずに、伏せ字的な表現を使う人がいるのです。特に 全体発表のとき。 グループでワイワイと議論している時にはなかなか鋭いこと を言っているのに、なぜか全体発表の時には、オブラートに 包んだような表現になってしまう。 グループ討議の時にははっきり言ってるからみんなに聞こえ ているし、聞こえていなくてもわかっているはずなのに、です。 これって、どのようなメンタリティなのでしょうかね? もしかして公式な会議とかでは発言しないけど、本当のことは みんなわかっている。けれど公式な発言ではないから、誰も そのことについては手をつけようとしない。という職場の 状況が現れてしまっている、、、のでしょう。 もちろん、この傾向には企業差があります。 ある企業では、そんなことおかまいなしに会社の問題点を バシバシ発言する会社もあるし、(その会社は出てきたこと を責任ある人がきちんと受け止めるからすぐに改善につながる) グループ討議の時ですら、伏せ字で会話をする会社もある。 どちらがいいかは明白なのですが、伏せ字で語っている人は、 なぜか言わない自分は悪くなく、言えない会社の雰囲気が 悪いと思っているんですよね。 困ったものです。思うところがあったら、まずしっかり自分の 言葉で発言しましょう!と思うのです。そこから始めないと 何も変わりませんから。 |
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【今週の1冊】 「ホモ・デウス(テクノロジーとサピエンスの未来)」 2018年 河出書房新社 ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳 その下巻です。(上下一気に読めませんでした、、、) 下巻はこれからの世界について。 人の意識とは何かを考えさせられる上巻の最後を繋いで 人間の内面とテクノロジーの進化によって、どのような 世界が考えられるのを洞察していきます。 テクノロジーの進化は誰にもとめられない。だからその 事実をどのように受け止めて、どのように生きて行ったら いいのでしょうか。答えはありませんが、これからどんな 社会になろうとも、考え続けることが大事なんだと気付か されました。 こんな記述がありました。 「知識は増え続ける資源で、使えば使うほど多くなる」 「最も偉大な科学的発見は、無知の発見だった」 つまり、知れば知るほど、知らないことを知る。だから 新たな知識を追求したくなる。 これが人としての生きる道かも知れません。 それにしても、このような本をきっかけにしてこれからの ことを考えるのは楽しいものです。さらに、その考えは 今の思想や社会体制やテクノロジーを前提としているのであって その前提に固執しないで考えてみようという意識を持って 考えてみること。もっともっと脳みそ揺さぶられたい感じです。 |
2018/10/02


