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アクシア社長のオフィシャルブログ
世の中は不要不急でできている
不思議な、とっても不思議な1年が終わろうとしています。 このメルマガはまだ来週もあるので、1年の総括は年末に譲るとし 最近またコロナが増えていますね。そしてインフルエンザは激減! 因果関係は分かりませんが、こまめな手洗い最高か!ですね。 そんな不思議な年の瀬で感じることがこれですね。 「世の中は不要不急でできている」 春の緊急事態宣言の時にも書いていますが、世の中は不要不急で 成り立っているのですよ。 誰かと喋って、あーだこーだして、うだうだして、葛藤したり、 笑ったり、触れ合ったり、美味しいもの食べたり。それが人生。 それは誰も奪うことはできない。そんなことに気づかせてくれた とても貴重な1年として多くの人の記憶に残るのでしょう。 自分が大事にしたいことはなんなんだ!と。 不要不急なことってなんでしょう。 映画を見ること?スポーツすること? それこそ人によって違いますよね。映画を見ないと精神的にダメに 人もいるかもしれないし、スポーツをしてないと具合が悪くなる人 いるかもしれない。 不要不急ってことを考えると、人はみんな違うんだ。ということに 気付かされます。だからこそ世の中が寛容に、言葉を変えると ゆるい社会になるための1年だった、と言えればいいですね。 |
【今週の1冊】 「羅生門・鼻・芋粥」芥川龍之介著 1915-16年 古典に戻りました。芥川龍之介。短編小説の芥川。 小説ってどうしてこんなに頭の中にありありと情景を描く ことができるのでしょう。見たこともない世界。すれ違った こともないような物語なのに、目の前で繰り広げられている ような錯覚。面白い。 落語にも通じるのかな。現実にはありそうでなさそうな話を 自分の経験というフィルターを通して心に響かせる手法。 なんだかずるいよね。読み手の能力を使うんだから。 そのために、こんな小説を書き上げる人は自分の精神を すり減らしているんでしょうね。 |
2020/12/13