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アクシア社長のオフィシャルブログ
成長する意味
新人研修も前半の後半に入ります。今年も多くの新入社員 から刺激をもらっているのですが、それより何より今年は 寒かった。こんなに寒い4月ってあったっけ? 片付けたコートを引っ張り出してしまい、ときめきの 片付けの機会が少し伸びてしまいました。GWは一気に 片付けます! そんな新人研修を行いながら考えているのが、”成長する”って 必要なの?ということ。新人にはどうしたら早く成長するか、 を語ったり、考えてもらったり、ワークを通して体感して もらっているのですが、(わずか数日で成長するからすごい!) 本当に成長するって必要なの?と立ち止まって考える時間も ないといけないと伝えているのです。 当たり前に言われていることに疑問を持つことが考える 基本ですから。 さて、成長する意味って何でしょう? 常々感じているのですが、今のいい状態を続けるのは すごく難しい。いい状態だからといって何もしなければ その状態を続けていくのは多分無理じゃないかな。 物質は劣化するし、人間関係は変化するし、周囲の環境 も変化する。だからそれに負けないためにも”成長する” という意欲と行動が必要であると。 さらに成長しようとすると、他者からの指摘やアドバイス を聞く耳を持つんですよね。「別に成長しなくてもいい」 という人や組織は聞く耳を持たなくなってしまう。 そうするとどうなるか、、、。 今年はどのくらい成長したのだろう?何ができるように なったのか棚卸ししてみよ。 |
【今週の1冊】 日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略 2019年 柴田友厚著 光文社新書 未だ世界の中でトップを走るファナック。そのファナック とインテルがどのような関係なのか。タイトルに惹かれて 購入。示唆に富んだ本でした。 高収益企業の代名詞のようなファナックの生みの親が 富士通であることはよく考えると周知のことですが、 実質上のファナックの創業者である稲葉清右衛門氏が 富士通入社のサラリーマンであったことに衝撃を受け (ちょっと考えたら当たり前のことなのですが)、 そのプロジェクトを推進した当初が30代であったこと にも驚き(これも驚くことではないのですが)、 これからの日本はどうしたらいいかを考えさせられる 一冊でした。 本を読むって、その本だけでなく、どんどん思考が 広がっていくのがいいですね。 その中で最も響いたフレーズが、 「しかしつまるところ、優れた着想は組織のマネジメント よりも個人の資質に負うところが大きい。とするならば 果たして組織に中でよい育て方をしているかどうかに 注意を払う方が建設的だろう」まさにそう! デザイン思考やティール組織という言葉に踊らせれて、 小難しいことを語ってもイノベーションは起こせないし、 人は幸せになれない。『よい育て方』ですね! |
2019/04/16