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失敗を許容する

早いもので7月も終わり。ずっと梅雨空の7月。晴れ間が
なかった7月。今年の夏はどこにいったのでしょうか。
やってくるのでしょうか。そんなことを考えてしまいますね。

今週は、新しい生活様式になって初めてのリアルな集合研修
が復活です。やっと今までの研修形態に戻る!のはなく、
研修の目的やテーマ、参加者に合わせていくつもの方法を
組み合わせていくのでしょうね。それができるのも、3月以降
様々なことに取り組んできたおかげです。

3月4月は手探り状態、5月はいくつかのチャレンジがあり、
6月に安定してきて、7月からその組み合わせで新たなスタイル
ができてきました。その間いろんな失敗がありました。
それはオンライン(主にZoom)の機能の問題であったり、
回線の環境だったり、講師の準備不足であったり、、、。

その期間を乗り越えてわかったことが、「失敗を許容する」
ことができる人や組織であるかによって、習熟度が大きく
変わるということ。

オンラインの研修はほぼ全ての会社が初めての経験でした。
失敗を許容する器がある場合は、新しいことに普通にトライ
できる。トライできるからそこから学ぶことができて、次に
進むことができる。そしてそれは確実のレベルアップする。

失敗を許さない風土がある場合は、普通にトライしない。
他ではどうやっているかを気にして、できない理由を見つけて
何もしない。何もしないで待つ。何も前に進まない。

その違いは何か。まず多くの人が新しいことにトライした
経験がある会社はトライしたら失敗することを知ってるから、
失敗を許すし、時にはやってみたことを心から称賛することが
できる。「ナイストライ!」と。

アクシアはこれからもトライし続けます!失敗し続けます!

【今週の1冊】

「モモ」
 1973年 ミヒャエル・エンデ著 大島かおり訳 
     岩波少年文庫

こういう本に出会うからこのコーナー(今週の1冊)を
続けていて良かったと思う。「カラマーゾフの兄弟」を
読破できたのも、村上春樹を何度も読めるのも、毎週
本を読まなければいけないからなのです。誰からも強制
されていませんが。

で、「モモ」ですが、昨年10月に読んだ「エンデの遺言」
のエンデが作者なのですね。そこで繋がってきました。
ここに登場する時間泥棒とはどういうことなのか。
それがわかると何を伝えたかったのかがとてもよくわかる。
本を読むことはその本だけでなく、作者の思想背景や
書かれた時代などが繋がってくると面白さが増しますね。

モモに出会って良かった。

 

2020/07/29

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