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アクシア社長のオフィシャルブログ
自分を客観的に見る
仕事のほとんどがオンラインになって、自分の顔を見る時間が 圧倒的に増えました。毎日毎日自分の顔を見ながら仕事を するなんて!と、それは悪くないことなのですが、オンラインで 見ているのは正面の顔だけ。 後ろから、横から、そして全身を見ることは少ないし、 その姿を誰かからフィードバックされる(指摘を受ける)こと など、ほとんどありません。 自分を客観的に見るってことはとても難しい。 見た目でさえそうですから、自分の思考や思考の癖を 鏡に照らしてみることはとても困難なことですよね。 自分を客観的にみるためには、他者の目を使うしかないのでは ないかと思います。きちんとフィードバックを受ける。そのために 信頼できる良好な関係を作っておくこと。これが大事。 時々、良かれと思って指摘をするとそれから関係が悪化して しまうってこともあるからそれもまた難しい。 信頼関係って、本音で言い合える関係でもないし、遠慮する関係 でもない。近すぎずもちろん遠くなく、いい感じの距離感が必要 だったり、会話のレベル感も。 そういう人たちとお互いを尊重しながら、遠慮せずに言いたい ことを伝えて、いい仕事を作り上げていくって最高なんですよね。 「自分を客観的に見る」とは、実際に見るのではなく、そのような 関係の中で、冷静に自分を見ようという意識なのかもしれませんね |
【今週の1冊】 「鹿鳴館」 1956年 三島由紀夫 著 今週も戯曲。戯曲の面白さがわかってきました。 登場人物のセルフと舞台セット、状況説明だけでその映像が 頭の中に描き出される。これってやはり究極のメタバース。 それにしても三島由紀夫の文章はとても洗練されていて 無駄がなく、それでいて満たされている。以前も書きましたが、 一生かかっても、三島のような文章は一行も書けないだろう という圧倒的な力。 もっと長生きして、多くの作品を残して欲しかった。 |
2022/10/18