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短期的な成果を求められているから、、
このフレーズ、マネジャー研修でよく聞くフレーズなのですが、 聞くたびにいつも疑問に思ってしまいます。 本当にそうなの?誰から求められているの? そして、このフレーズの後に続くのが、 「だから部下の育成が思うようにいかない」とか、 「腰を据えて大きな課題に取り組まない」とか、 まあ出来ていないことの言い訳なのですが、本当に一体誰が 短期的な成果”だけ”を求めているのでしょうか? そう、多分誰も求めていない。 そもそもマネジャーには短期的な成果と長期的な成果の両方をあげ ことが求められています。 (と、書いているとやはりマネジャーは管理職ではなく、経営職と 言った方がしっくりきますね。) さて、ではどうしてこのようなフレーズが出てくるのでしょうか。 それはマネジャーが自分自身の評価を気にし過ぎているからでは ないかと。つまり自分自身の弱さからそのような行動をとって しまっていることの責任転嫁。 今、多くの企業が人手不足。その解消のためには一人ひとりの 能力を上げていくしか方法はありません。しかし、人は短期間では 育ちません。でも時間をかけたら必ず育つ。 それがわかっていないで「短期的な成果を求められて、、、」と 言っているマネジャーは変わってもらった方がいいかもしれません |
【今週の一冊】 「SHOE DOG」 2017年 東洋経済 フィル・ナイト著 大田黒泰之訳 売れていて面白いと聞いていました。 そして日曜日は東京マラソンで、日本記録を更新した設楽悠太の 激走を目の前で応援しました。 「SHOE DOG」ナイキ創業者のフィル・ナイトの自伝です。 とてもいい本に巡り会えました。 「信念だ。信念こそは揺るがない」 本の中で最も印象に残ったのがこのフレーズ。 私は走ることを信じていた。みんなが毎日数マイルを走れば、 世の中はもっと良くなると思っていたし、、、 この私の信念を理解してくれた人たちが、この思いを共有したいと 思ったのだ。 「信念だ。信念こそは揺るがない」 自分はここまで信念を持って仕事をしているのだろうか? 長くこの仕事(研修、人材育成)をしていて、私が心から信じて いることは”信じること” この人はできる。変わることができる。もっと能力を発揮すること ができる。そして、みんなもっと楽しく仕事ができるようになる! このことが私の信念かもしれません。 信じることで変わっていく姿を何度も見てきましたから。 そんなことを考えさせてくれた一冊です。 そして、登場人物である ヒラク・イワノ氏がピュアな心の持ち主 であったことに感謝です。 |
2018/02/27