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天敵はいるか!
梅雨の最中に、徐々に日常生活が戻りつつありますが、 この数ヶ月の間に日常生活が様変わりしてしまい、すっかり 新しい生活様式が定着してしまったので、どこまで元に戻ったら いいのか、その意味を考えてしまいます。今週は打ち合わせが 4日間で13回。全てオンライン。移動時間ゼロなのでとても仕事 捗ります。東京、厚木、千葉、群馬、岡山、仙台。1週間では とても回り切れませんね。ここは元に戻って欲しくない! そんな生活をしていて分かったことが、「鳩」。そう「鳩」です。 マンションのベランダに鳩が頻繁にやってきて困っていた3月。 毎日ベランダに鳩が現れると結構怖いものがあります。鳩よけの ために紙粘土に針金を刺したものを自作したり、輪ゴム鉄砲で 追い払っても全く効果無し。だったのですが、ある日を境にして 鳩の姿を全く見なくなりました。不思議に思っていた時、 掲示板に張り紙が! 「鷹」です。鷹匠を呼んで鷹を飛ばして鳩を撃退!していたようで 調べてみると鳥類のトップに君臨する鷹は、鳩やカラスの天敵。 鷹がいることがわかると、数ヶ月の間は鳩もカラスも寄ってこなく なるということ。自然の摂理はすごいですね。 さて、鳩にとっての鷹のような天敵って、人間にはいるのでしょう コロナでさえ共生の道を歩もうとしています。敵から逃げたりせず 「共生」。ともに生活していくことを選ぶことは、最も賢い選択か しれません。そもそも敵ではないかもしれませんからね。 敵味方を作らず、共に生きる道を進む。これができるなら人類はま 捨てたもんじゃありません。 ベランダの鳩のおかげで、メルマガのネタも生まれました。 お礼は言いたいけど、もう来なくていいからね。 |
【今週の1冊】 「複合汚染」1979年 有吉佐和子著 新潮文庫 1974年 朝日新聞連載 小学生の時に新聞小説で読んで衝撃を受けた記憶が頭の片隅に ありました。今読んでみると、これは小説でもルポでも無く、 ノンフィクションのようでなんとも中途半端な仕上がりでした。 もっと深く考えさせられる内容かと期待していたのですが、 作者の印象、感覚だけで物事が表面的にしか捉えられていないので 響くものが無かった、、、。読み返してよかったですね。 視点はなかなか面白い。 カドミウムに汚染された米を輸出するのはどうなのか? という問いに対して、「深刻な飢餓状態を救うことができる」 VS「数万人に一人が手足の骨がおかしくなる」という、 まさにトロッコ問題のような命題が投げかけられる。 考えされられます。 |
2020/06/16