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おいしさの秘密

今年は暖冬!と言われながらも実感がなかったのですが、

先週から今週にかけての出張で、岩手にほぼ雪がない!

雪が降ると言われていた月曜日の夜の関ヶ原もなんなく

通過して東京に戻ってもコートいらない?くらいに暖かい

のですね。とそれが昨夜で今朝は一変して空を舞う粉雪

とても寒い1日になりそうです。


昨日まで暖かい日が続いているからでしょうか。今年の冬は

鍋の回数が少なくなっています。というかまだ数回。

外は寒くても部屋の中が寒い訳ではないので、食べる時には

関係ないはずですが、なぜかそうなってしまいますよね。

外が寒くないと鍋もイマイチ美味しくない。


同じように暑い時に食べたくなるのがソーメンなのですが、

暑さが終わると見向きもしなくなってしまう。食欲って

不思議な感覚です。


食事って誰と食べるのかもとても大切だと思っているのですが、

それも合わせていろんな感覚の集大成なのでしょうね。

外の気温の他に照明や食器(色や大きさ、温度)、そして匂い

(風邪をひいていると味わかりません)、もちろん素材や調理法

使っている調理器具によっても違うし、自分で作る時も気持ちに

よっておいしさが違う。多分それが味に関して普通の人。

味を極める人は、とことん味を追求するのでしょうね。それが

プロフェッショナルなのでしょう。


周囲の雑音に惑わされずに、本質を追求する何かを持っていますか


私が感じる一番おいしいと感じる時は、お腹が空いている時。

味のプロフェッショナルにはなれそうにもありません。

今日は雪!夜は鍋にしようかな。
           

【今週の1冊】

「砂の器」
 初版1971年 松本清張   1973年 新潮文庫

元は1960年の読売新聞の連載からなので、60年前の小説
なのですが、全く古さを感じないところが名作なのでしょう。
これまで何度かテレビドラマで観てきました。結末もわかって
います。それでもぐいぐい引き込まれる魅力。
ドラマで見た映像が思い出されるのですが、さらに新しい
映像が上書きされる感覚。引き込まれます。

人間の業、弱さ、儚さ、愚かさはいつの時代も変わらない
のでしょうね。人は弱いものです。互いに許し救いあって
いきたいですね。
 

 

2020/01/31

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