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アクシア社長のオフィシャルブログ
裾野を広げる。参加者を増やす
梅雨、明けませんでした。まだまだ湿っぽい天気が続きます。 そして、世界では大きな事件が。 危機一髪。まさに紙一重で命を失うことはありませんでしたが、 テロや暴力は決して許されるものではありません。 どんなに主義主張が異なっても討論、議論を繰り返していく。 一方、話せばわかるなんてこともないでしょう。 どんなに腹を割って話してもみんなが分かり合えることは難しい。 それでも諦めずに時間をかけても繰り返していくこと。 その結果全員が納得いく結果が得られなかったとしても。 そんな民主主義のための大事な制度の一つが選挙。そして今回の都 今までは選挙が終わって数日もすれば、ニュースバリューも無くな 目にすることも少なくなっていましたが、今回は少し様相が違いま 様々な立候補者のことが選挙後にも語られています。 これも候補者が56人という大人数だった成果でしょう。 人数が多いとイロモノ的な人が紛れ込んだとしても、 (そのように感じられても)数が多いと磨かれていくし、 全体のレベルが上がっていく。参加者の人数って大事。 大谷が全国の小学生にグローブを送ったのもそんな思いだろうし、 Jリーグの理念も全国にクラブチームを作って地方から活性化し、 サッカー人口を増やしていく。 裾野を広げた世界で健全な競争が行われてより洗練されていく。 そして成熟し、衰退し、新しいものに生まれ変わっていく。 そんな健全な新陳代謝のために、裾野を広げて参加者を増やすこと 必要なプロセスですよね。 【今週の1冊】 「黒い雨」 井伏鱒二 著 1966年 新潮社 1945年8月6日から8月15日までの広島での出来事が生々し 綴られた日記形式の文章。 ノンフィクションなのか小説なのか、読んでいてとても曖昧 なのですが、読み進めていくうちに原爆の恐ろしさが少しづつ そして深く染み込んでくるだけでなく、人の強さ、日本人の生き様 伝わってきます。 多くの人が亡くなり、傷つき、生死を彷徨い、そして命を落とす。 なんな中でも規律を守り、死者を弔う気持ちを失わずに、 淡々、しかし感情も失わずに強く生きていく。 文章を通して光と影、風、匂い、温度、空気が再現されるのです。 小説ってすごいな。 |
2024/07/15