アクシア社長のオフィシャルブログ

HOME» アクシア社長のオフィシャルブログ »202030(にいまる にいまる さんまる)

アクシア社長のオフィシャルブログ

202030(にいまる にいまる さんまる)

2020年までに「指導的地位」における女性の割合を30%に
するとした目標のこと。2022年の今年、いまだに目標達成
ならず。この目標の設定時期はいつだった覚えていますか。

なんと2003年の小泉政権下19年も前の話。当時から考えると
17年もすれば達成できるでしょう。というそんなにハードルが
高い目標ではなかったのでしょうね。
達成できなかった要因はもちろん様々ありますが、
大きな要因は構造を変えなかったことにあると思っています。

つまり、現状の制度のままで女性の管理職人数を増やす
=男女の比率を変えようとしたこと。
仮に100名の管理職(男性95名女性5名)がいたとして
女性を30%にするためには、女性を25人増やして男性を
25人減らすということ。これって非現実的な話ですよね。
本気で達成しようとしたら一定期間は男性の登用はゼロ
の近いレベルにしないと達成できない。

202030達成のための同時に進めなければいけなかったのは
大きな構造改革なのです。そもそも「指導的地位」とは
何か。今の管理職は指導的地位と言えるのか。それだけの
権限を持っている(与えている)のか。を分析して、
指導的地位に必要な特性、経験、能力、報酬を考えると
必然的に人数は絞られるはずなのです。
例えばその結果、100人ではなく30人が適正だとすれば
男性20人、女性10人という割合になる。
そのためには大きな構造改革と意識改革が必要なのですが、
それができなかった結果が今ここにある。
既存の管理職から大きな抵抗に合うでしょうね。
しかし、これができれば組織の機動力も増して、時代に
先んじて動ける組織になる。

ということで、今からやりましょう。大きな構造改革、
意識改革、組織改革を。早い者勝ちです。
そのような組織には優秀な人が集まり一気に伸びて
いくでしょう。
 
 
【今週の1冊】

「自省録」
170年頃 マルクス・アウレリウス 著 
    鈴木照雄 訳 講談社学術文庫

読み始めてすぐに不思議な感覚に陥ってしまいます。
2000年前、古代ローマ帝政期に書かれた本だと思って
読み始めてみたものの、200年前の間違いかな。
いや50年くらい前、もっと最近だっけ。と思うほど
書かれていることに違和感がないのです。
マキャベリの君主論も同じ感覚になりましたが、
君主論は500年前なので、まだ理解できます。

ということは2,000年間人の本質は何も変わっていない
いつも悩み苦しみ、幸せになるためにどうしたらいいか
豊かな人生を送るにはどうしたらいいかを考えている。
ストア派の思想のようなのですが、この本は読書会を
やって深めていきたいですね。
いい本に出会いました。


【今週の1本】

「ドライブ・マイ・カー」
2021年 監督 濱口竜介 原作 村上春樹

アカデミー賞を取るかわかりませんが、もし取ったら
混むので先に行ってきました。村上春樹ワールドに
3時間浸ってきました。
179分の長尺。途中飽きるかなと心配ではありましたが、
脚本、映像、音楽に飽きることなくあっという間の時間。
映画っていいですね。

なんでしょう、ホント絵と音がうまーく組み合わせっている
というか、静寂の怖さを感じたり、言葉の強さが心に響いたり
村上春樹の世界観です。
ということで、多分もう一度は見に行くでしょう。
村上春樹を読んだことがない人の感想を聞いてみたい。

 

2022/02/27

アクシア社長のオフィシャルブログ

    

HOME

アクシアスタッフだより

オンライン(Zoom)サポート

社員研修・人材育成

セミナー情報

会社概要

講師紹介

お問合せ

 

   

メルマガ会員登録