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体の機能

コロナ発症から10日。幸いにも軽症だったようで、ほぼ完全復調
しました。ご心配おかけしました。
さて、体が不調になると普段気にならないことを感じるものですね

考えごとをすると脳が酸素を欲していることがわかる。
そのために、心臓が頑張って脳に酸素を送り込もうとする。
そして肺が一生懸命空気を取り込んで酸素を作る。
肺がしっかり働くためには、穏やかな呼吸が必要。
各臓器がそれぞれの機能を最大限果たして全体が生かされる。
好調な時には決して意識しない、そんなことを感じていました。
これって、会社の組織や社会の仕組みも同じですよね。
それぞれが与えられたところでしっかりと機能する。

そして、肺が安定的に空気を取り込み続けるためには、
安定した呼吸が必要で、安定した呼吸の源は、心穏やかに過ごすこと。
コロナで熱にうなされながらも心穏やかに過ごすことができた10日間は、
とてもいい休養でもありました。
味覚障害で食欲がなくなったおかげでダイエットできたのも
ラッキーでしたけどね。


【今週の1冊】

「コンテナ物語」改訂版
2019年 マルク・レビンソン 著 村井章子 訳 日経BP社

統一企画の「コンテナ」を発明し、世界の物流にイノベーションを
起こした男の物語。くらいの気持ちで読み始めたら全然そうじゃない。
コンテナによる物流革命はその通りなんですが、そんな小さなことだけ
じゃなくて、ビジネスが全部詰まっていました。この本は読むべし

バラバラの形状の荷物をバラバラに運んでいたら効率悪いから
規格を統一したらいいんじゃない。とは誰でも考える訳ですよ。
それをビジネスにしてスケールして世界を統一していくためには、
ビジネスを大きくするためのファイナンスの知識、
すでに既得権を持っている人たち(港湾労働者の沖仲士)や
港を管理している自治体に企業、同時に同じことを始めている
競合企業や各国政府。など利害関係者だらけの中での交渉術。
そうこうしているうちにコンピューターは発達してオペレーション
変わるし、世界で作るモノもどんどん変わる。
そんなダイナミズムの中でビジネスをどのように展開していくのか
ワクワクしっぱなし。
アイディアだけで新しいビジネスなんて成功するはずないんですよね。
そんなこと考えるとビジネスって複雑で奇々怪界だからこそ面白い
珍しくビジネス本の大当たりでした。

コロナで寝込んでいる時にたくさん本を読んだのでもう一冊

「夜は短し歩けよ乙女」
2006年 森見登美彦 著 角川文庫

京都が舞台。学生が主人公。
ということで、この世界観にどっぷり浸りながら夢うつつで読んで
しまいました。京都いいよね。妖怪がいても否定できない世界が
そこには確かにある。確実にあるからね。
で、いつか森見登美彦と万城目学合作で小説書いて欲しいな。
京都行きたい
 
 

 

2023/08/21

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