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思考の不思議

先日の散歩中、特に何か買う予定もなくふと入ったドラッグストア。
あ、あれがそろそろキレそうだったから買わなきゃいけなかったんだ。
と思い出し、メーカー、容量、機能や価格もがたくさんある商品群の中から
少し時間をかけて悩んで一つを購入。
 
家に帰ってその商品を見てびっくり。全く同じものを買っているでは
ないですか!もしかしていつも同じ思考回路で無意識で決めているのかも。
これって、マーケティングの勝利なのでしょうか。
誰からも強制されていないし、テレビは全く見ないのでテレビコマーシャル
で刷り込まれたはずもないし。どういう原理なのでしょうか。
かように人の思考は固定化されてしまうものなのか、とても不思議な感覚に
なってしまったのです。
 
少し日常行動を変えてみる努力をしないといけませんね。
会う人話す人、移動するルートや手段を変えてみるとか、予期せぬ誘いには
断らずに乗っかってみるとか。避けてきたことに心を開いてみるとか。
人って知らず知らずのうちに心も体も固まって来るんでしょうね。
まずは、今まで触れていなかったようなジャンルの本を読んだり
映画をみてみようかな。
 
さて、私が買ったものは何でしょう。
季節外れの日用品です。花王の製品でした。
 
 
【今週の1冊】
 
「冷血」 
 2018年 高村薫  著 
        新潮文庫
 
高村薫を読み始めるにはタイミングを考えないといけません。
そう、はまってしまうから。
移動中の電車の中、入浴中にも本を持ち込み、その世界に没頭
しないといけないのです。否、没頭してしまうのです。
一家4人殺害事件の犯人を追う小説ではなく、犯人の心情を読み解く
物語でもなく、警察内部の闇が主題でもなく、圧倒的な取材によって
成り立つ高村薫の小説は凄まじい。
「レディジョーカー」「マークスの山」とも違い「照柿」にやや近いかな。
緻密な取材に裏打ちされたあ文章力に圧倒されます。
ちなみに被害者の勤務先である、都立豊島病院には数年通院していたので
その空気、光、匂いがまざまざと記憶に蘇り、それも相まってこの世界に
数日のめり込んでしまいました。
 
 
 

 

2025/02/17

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