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スーパーマンを求めていないか?個性を生かすということ
| サッカーワールドカップが始まりました。 グループリーグでいきなり「スペイン対ホルトガル」の 一戦の点の取り合い(決勝リーグで延長になっていたら、) や、ドイツが負けたり、アルゼンチン、ブラジルが引き分け たりなどが波乱の幕開け。 今日の夜の日本初戦も目が話せません。 と前置きが長くなってしまいましたが、今日は人材育成 のあり方について 新人はともかく、若手(入社3年くらい)以上のクラスに なんでもできるオールマイティなスーパーマンを求めては いないでしょうか?専門知識もあって、プレゼン能力もあり、 コミュニケーション力も高い人材を。 そんな人はなかなか現れません。育成することは困難です。 それでもスーパーマンを求めてしまったら、強みも矯正 されて、小さくまとまった、ちっちゃな金太郎飴の集団に なってしまいます。 これからやるべきことはその人、一人ひとりの得意分野を 大きく伸ばすこと。そしてその個性あふれる集団をしっかりと マネジメントできる体制を作ること。と、そうなると マネジメント層には全てを求めてしまいがちになりますが、 マネジメントの手法(得意なやり方)も人それぞれ。 なので、オールマイティなマネジャーを育てるのではなく、 マネジャーとメンバーの組み合わせを考えた人員配置や 担当業務(事業)を考えていくことが必要になってきます。 人を育てることが苦手なマネジャーの元に新人を多く配置 しても伸びないですし、管理されると仕事ができなくなる メンバーを面倒見がいいマネジャーの元に配置しても マネジャーの特性は生かされませんからね。 そんなマネジャーに最低限必要なものは、事業を見るために 必要な会計の知識と会社のミッションの深い理解と倫理観 なのではないかと思う今日この頃です。 |
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【今週の1冊】 「改訂新版 ロボットは東大に入れるか」 2018年 新井紀子著 新曜社 2011年から2016年の5年間に渡って国立情報学研究所のプ 「ロボットは東大に入れるか」の顛末がまとめられた一冊。 このプロジェクトは当初は2021年度の東大合格を目標にしてい ようなのですが、2016年で断念。 至ったのかがよくわかります。 この本には書かれていないのですが、プロジェクトの進め方が 間違っていたということが。 ということで、「ロボットは東大に入れるか」 プロジェクトの進め方の参考になる内容なのです。 そもそも東大合格(センター試験、二次試験をクリアする)とは 何か。そのために何が必要なのか。そして今の最先端の技術を どのように応用していくのか。 例えば、例にあがっているのですが、人は犬と猫の写真を見て 区別できるけれどもロボット(人工知能)はそれが苦手。なので 図形の読み取りは困難である。とか、文章の意味を理解することは できない。など、人工知能は何かの定義そのもののズレが生じて しまっているし、東大入試は二次試験の比率が圧倒的に高いの だけれど、その対策はあまり取られていない、などなど。 プロジェクトはリーダーと最初の思想で決まる。 そんな思いを強くした本でした。 |
2018/06/18


