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ワクワクが社会を動かす

先週から今週にかけて、新しいスポットをいくつか訪問しました。
まず訪問したのが、一部オープンした虎の門ヒルズエリア。
単に新しいビルが完成したというより、一つの街が作られて
いました。動線、視線、風や光の道が考えられていて、外から見て
中に入ってもワクワクする空間。こんな街が増えてくると楽しいよね。
完成まであと少しの麻布台ヒルズエリアも周辺を歩くだけでも
ワクワク。こちらも楽しみです。
一つ、二つのビルではなく街全体のデザインがしっかりしている。
グランドデザインって大切。それがしっかりしているから
余裕(遊び)も作れて、周囲との連携が生まれてワクワクが引き出される。

そして、もう一ヶ所行ってきたのが、東京モーターショーから
名称が変わった「ジャパンモビリティショー」
こちらは車の未来にワクワク、、、ではなく、若手が活躍できる
可能性を感じてワクワク。
完成品メーカーのコンセプトカーはクルマの素人の私の想像を
超えることもなく既定路線。新しい技術の提案もなく停滞を感じる
だけ。ということは今第一線にいる人たちの活躍の場はすでになく
なっていて、これから未来を作る人たちのエネルギーがマグマのように
熱く溜まっているんだろうな。という予感を感じさせるワクワク感

あと数年したら一気に世代交代起こりますよ。


【今週の1冊】

「平気でうそをつく人たち」
 1996年 M・スコット・ペック 著
     森英明 訳 草思社

本のタイトルの話は前半。精神科医として邪悪な人の事例紹介。
しかし、著者が語りたいのは後半「第5章 集団の悪について」。
ここだけ熱量が違う、文章が違います。
どうして普通の人たち。善良とは言えなくても邪悪でない人たちが
集団になると間違った行動をとってしまうのか。そしてそれを
隠蔽してしまうのか。
戦争犯罪についてとても熱く語っています。その言説は哲学的です
あります。著者の憤り、焦燥感。
人間はいかに愚かなのか、弱い存在なのか。そして高潔なのか。
それは常に社会にそして自分に問いかけ、考える必要がある。
企業の不正も全く同じ文脈で考えることができます。

今読んでよかった。

 
 
 

 

2023/10/30

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