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アクシア社長のオフィシャルブログ
スルー力(りょく)
二度目の緊急事態宣言も折り返し。報告される陽性者数も 減ってきているようでちょっと安心しています。 先週久しぶりに夜の飲食店を歩く機会があったのですが、 半分のお店は閉まっており、残りの店も20時閉店。 従って歩く人もまばら。この状態が続くとどうなってしまう のでしょう。夜の飲食店でも会話しない一人での食事は認めて 欲しい。そう思う1月最後のメルマガです。 今年は年明けから忙しい毎日が続きます。昨年から仕事の 領域が広がりました。Zoomでの研修もバリエーションが 広がり、多分どんなパターンも対応可能!ということは どんなバリエーションでも最初があるのでドキドキなのですが、 それが刺激になっていてとても楽しい。ですが、プレッシャーも 半端ない。 そこで大事になってくるのが、スルーする力、スルー力(りょく) ではないかと。 初めてのことにはしっかり準備をします。いろんな場面を想定し、 対策し、練習し、試し、修正して、と。 それでも本番には想定外のことも起こるのですが、しっかり準備を していれば大きな事故につながることはまず無い。ですが、 かすり傷は負ってしまいます。そんな時こそ、スルー力! かすり傷は自然に治る。立ち止まるより立ち上がって前に進もう。 ということなのです。 中には、そのかすり傷に塩を塗り込んで来ようとする人も いたりするかもしれませんが、そんな時こそ『スルー力』ですよ。 子供の頃はいつも駆け回って、膝と肘はいつもカサブタだらけ。 カサブタがあるからって走るのやめたりしませんでしたよね。 ちょっとした痛みをスルーする力、思い出しています。 |
【今週の1冊】 「生まれ出づる悩み」 1918年 有島武郎/著 この時代にありがちな地方から東京に出てきて悩み 苦しみ自殺する書生の話かと思っていたのですが、 そうではありませんでした。漱石の小説のように自殺 もしません。 メインの舞台は北海道岩内。冬の北海道の自然を想像 しながら読んでいいくとその情景が目に浮かんできます。 漁師に生まれそこで生き、自分にはその生活しかない ことがわかっているのに絵を描くことの衝動が抑えきれ ない。持って生まれた才能、欲求があるが故の苦悩。 ほんの100年前はそんなことも当たり前だったのかも しれません。あるいは、そんな時代の中でも這い上がって きたから優れた芸術が生まれてきたのかも。 だからこそ若い才能は応援したい。 最後の一文が心に染み入ります。 「君よ、春が来るのだ。冬の後には春が来るのだ。 君の上にも 確かに、正しく、力強く、永久の春が微笑めよかし 僕はただそう心から祈る。」 コロナの時代は終わります。 |
2021/01/25