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アクシア社長のオフィシャルブログ
議論の仕方
今年の春は東京から北方面の出張が続いています。 函館、盛岡、郡山、茨城、群馬、、、 初めての場所は楽しみでできるだけ早起きして仕事の 前に走るようにしています。(荷物は増えますが) 街を走るとその街の様子がわかって面白いですね。 今年はこれから西訪問の出張が多いので楽しみです。 |
さて、議論の仕方。 研修では、「会話」「対話」そして「議論」を大事に しているのですが、「議論」を苦手にしている人は 多いですね。 お互いが主張して結論を出していく。新しい答えを 見つけていくことがスムーズにいかないことが多い。 様子を見ていると、お互い主張をぶつけ合い、勝ち負け をつけようとしてしまって、対立関係になってしまったり、 逆に対立を避けるために主張が中途半端になっていたり。 そうなると出てきた結論に対して、誰もあまり納得して いないことになってします。 そこで研修では会話から対話、そして議論を繰り返して いくことで議論に慣れて、だんだんとうまくまとまるよう になっていくのですが、その秘訣の一つが、 「議論と結論を切り分ける」こと 議論を尽くす=お互いが主張し相互に質問することで その主張の根拠を明らかにしていく、納得のレベルを 高める。その時間を十分にとった上で、結論をだすフェーズに 移すと、議論と結論が切り分けられて、つまり”誰の意見” から”この場にみんなで出した意見”になることで、意見の 属人性が消えて、出てきた結論は誰かの意見ではなく、 この場で作り上げたみんなの総意。になりやすいのです。 この感覚がわかれば議論は相手を打ち負かす(自分が負ける) ことではなく、よりより案を出すために効果がある。と 実感できるようなのです。 どんなことにもしっかりとした方法論がありますね。 と、先日畑に入って黙々と農作業の手伝いをしている時に 考えてしまいました。 【今週の1冊】 「羊をめぐる冒険」 村上春樹著 初版1982年 講談社 3回目か4回目の再読。定期的に村上春樹が読みたくなります。 そして、毎回引き込まれて一気に読んでしまいます。 36年前に書かれたとは思えない、、、。すでに古典かも。 村上春樹が好きでない人がこの世界をどのように感じるのか 聞いてみたい本です。 本筋と直接関係ないと思われる描写でイメージが膨らみ、 その世界観に入っていける。不思議な感覚です。 最近北海道への出張が多いので、次はこの舞台まで足を運び たくなりました。 本は人のイメージを掻き立て、行動を促しますね。 |
2018/05/18