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アクシア社長のオフィシャルブログ
流れに飲み込まれない
今年の桜は例年より早いですね。この季節は新人研修の 時期なので満開の桜をゆっくり見ることができないの ですが、今年は3月最後の土日で満開!久しぶりに花見を 楽しむことができました。平成最後だからそれに間に合 わせてくれたのかな?と思ったのですが、4月いっぱいは 平成でした、、、。 そんな中での新人研修なのですが、ここ数年大きく変わって きました。何が変わったのか。それは時間。 4、5年前までは宿泊研修の場合は夜の時間関係なく、”課題が できるまで徹底的に!”やっていました。それは最初から 予定していたのではなく、火がついた参加者からの「納得 いくまでやりたいから延長して欲しい!」との声に応えた 結果だったのですが、最近は受講生からの申し出があっても 時間が来たら終了。続きは次の日に。という進行になって いました。当然それに合わせてプログラムは変えて来ている のですが、どうしても火が点きにくくなるし、せっかく点いた 火が一度消えてしまうので、最終的なアウトプットもどうして も見劣りしてしまうのです。 もちろん、もっとプログラムを工夫させる必要はあります。 新しいプログラムを開発するとてもいい機会であるとも 思っています。それでも、、、なのです。 働き方改革法案の適用開始が始まりました。労働時間や 休日のあり方も変わってきます。ただ、それに飲み込まれない ように、本当の働き方を考えていく必要がありますね。 働くこと=苦役。だからできるで短い方がいい。ではなく、 本当に働く楽しさを見つけることができる仕事とは何か、 働き方は何かということは、突き詰めていきたいと思います。 こんな単語があります。「spoil」・・・ダメにする もう一つの意味が”甘やかす”働き方改革が甘やかすことに なってしまってダメな人を作らないようどうしたらいいのか 知恵を絞っていきたいですね。 |
【今週の1冊】 「受験必要論」 2015年 林修著 集英社文庫 林先生がテレビに出ているとついつい見てしまいます。 そしてこの本も表紙に林先生の大きな写真に釣られて 新刊だと思い買ってしまいましたが、もともと2013年の 書き下ろしで文庫化が2015年。5年以上前に出版されて いたようです。 それにしても林先生は息が長い。その秘密を探りたくて 読んだのですが、期待以上に参考になる内容に溢れて いました。 まず、「受験ができることは特権的、勉強できることは 贅沢なこと」であると。確かのそうですね。受験勉強 している間は何も生まない。究極は自分のためにやって いるのですから。その結果、社会のため人のためになる ことができるのですが、受験勉強そのものは自分自身の ためですからね。受験生の時に知っておきたかった! さらに「学問とは批判的精神でしかなし得ないものである」 「突拍子もないことを生み出す頭というのは、基礎的な ことをしっかりと入れている頭。ちゃんとしたベースが あるから創造も可能になる」 「人は今が悪いと、過去のことまでぐちゃぐちゃ言いだ したりする。人は自らの過去を今の色で染める」 などなど林先生の自身のことが散りばめられている。 予備校講師としての心構えも、研修講師としてとても 参考になります。「僕は人に教えることに生きがいを 感じているんです!」といったタイプは講義に魅力を 感じない人が多い。まさにそう! 最後の灘校の先生との対談は今ひとつではありましたが、 林先生の魅力に溢れた本ですね。 |
2019/04/02