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アクシア社長のオフィシャルブログ
避雷針、そして女性専用車両
| 今週もW杯週間。盛り上がっています。 どんな強豪国でも特別なんですね。やっとゴールを決めた ネイマールの涙、感動です。ドイツの底力恐るべし。 そして日本。執念の引き分け。とてもスリリングな試合でした。 来週の配信の時には決勝トーナメント始まってますね。 さて、避雷針。梅雨が明け夏になると雷の季節。そんな時に 威力を発揮するのがこの避雷針。先日ある高いビルから周囲を 見渡したら隣のビルの避雷針が目に入ってきました。そうした ら、あっちのビルにもこっちのビルにも避雷針。当たり前では あるのですが、それまで全く見えていなかったものがどんどん 目に入ってくるのです。人の意識のすごさを改めて感じた瞬間 でした。 本当に見たいものしか見えていない。目に入っていても意識 しないと全く見えていないのですね。視点を変えるということが いかに難しいことなのかを感じさせられました。 そして女性専用車両。女性が普通に働ける社会になるために、 何をどうしたらいいかを話していた時、ある女性から「通勤 が本当に大変。その大変さ一つとっても男性と女性は違う」と。 確かに通勤ラッシュは体力を消耗するし、大変だなと思ったの ですが、それだけでななく、周りを囲まれて息もできない。 女性専用車両に乗ると、目の前を遮るものがなく、普通に息が できて、それだけでも快適だと。 そうか、あの満員電車の大変さってそういうところにもあること に気づかされたのです。 多様性の重要性が言われる今、自分が見えている世界、感じて いる世界で物事を考えてしまう怖さを感じてしまいました。 いろんな角度、立場になって見ることができたら文字通り、 世界は広がりますよね。 |
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【今週の1冊】 「丹下健三 ディテールの思考」 2017年 豊川斎赫著 彰国社 稀代の建築家、丹下健三の建築物を取り上げ、その思考、思想、 行動を解説した一冊。 取り上げられているものは 「広島平和記念公園」「香川県庁」「大阪万博お祭り広場」 「東京カテドラル聖マリア大聖堂」「代々木第一体育館」など うーん、とても面白い。意匠デザインだけでなく、素材や設備 その当時の最新の技術。その建物の存在の意味、地域との共存。 丹下健三氏だけでなく、そのスタッフの働き。 そのお陰で今でも様々な作品を見ることができるのですね。 広島平和記念公園の広がり、キリッとした厳かな雰囲気 友人が演奏会を定期的に開催しているカテドラル大聖堂の空気 まだお祭り広場が存在しているように感じてしまう太陽の塔 階段を駆け上がると青空とともに現れる代々木体育館 この本を片手に全国回ってみたくなります。 |
2018/06/26


