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働き方改革はルールの変更

立春も過ぎ、陽の光に春の気配を感じることが増えました。

空気は凛として冷たいですが、季節の変わり目はいいですね。


さて、また「働き方改革」なのですが、完全にブームになって

来ていますね。新聞、テレビ、雑誌、、、様々なメディアで

取り上げられ、企業も一気に取り組みが進み始めたようです。


そんな中。アメリカのIBMでは在宅勤務を廃止するという

ニュースを目にしました。国土の広さ、時差等、日本とは

働く環境が違いますが、1周先を行っている感じ。そこから

学ぶこともたくさんありそうです。在宅勤務がいいとか悪い

とかではなく、「働くための基本になるルールを変える」

ためには試行錯誤が必要なのです。

今までの働き方のルールの基本は、「正社員、男性」が基本。

つまり、生活の中心に仕事(会社)があり、必要であれば

長時間労働を厭わず、休日出勤も、転勤もOK。

その働き方ができない人はイレギュラーとして対応。という

ものでした。


働き方改革ではその基準を変えていきましょう。ということ

なのです。


つまり、生活の中で仕事が占める割合は人それぞれ。それ

ぞれの人が最もパフォーマンスを上げられる働き方を選択

できるようにしましょう。ただ、仕事は個人で完結している

ものではなく、チームで取り組むものなので、チームとして

最もパフォーマンスが上がる方法を考えましょう。

ということ。


今は、”個人”の働き方に意識が向き過ぎています。前述の

IBMの判断は、個人の働き方に振り切り過ぎた結果、チーム

としてのパフォーマンスが落ちることがわかったので、

在宅勤務をやめることにした。ということ。


「働き方改革」に正解はありません。仕事の内容、働いている人

によって、様々な働き方が生まれるようでないと成功しません。

働くことが大好きで、長時間労働を厭わない人を排除する

ことが目的でもありませんし、何らかの制約があって、短時間

しか働くことができない人(いや、制約がなくても)が、肩身の

狭い思いをすることでもありません。


一つ言えることは、その様々な働き方を受容して、チームの

パフォーマンスを上げるためにはマネジメントの在り方を

変える必要がある。ということなのです。

 

2017/02/15

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