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アクシア社長のオフィシャルブログ
昭和のおじさん
先週は、久しぶりに。多分10年ぶりくらいに野球の試合を 最初から最後まで見ました。 レベルの高い真剣勝負は時間を忘れて引き込まれますね。 ・・と、数ヶ月前にも思っていました。 そのサッカーワールドカップは4ヶ月前。 1年の間でこんな試合をたくさん見れるって幸せですね。 そして、サッカー同様、野球も20代の若者が大活躍!頼もしい。 それに引き換え昭和のおっさんはダメですね。 偉そうだし、人の話聞かないし、すぐハラスメントするし。 いやいや、そうじゃないよね。 ということがWBCでよくわかりました。 若手を信じてみんなが能力を引き出せる環境を作ったのは 61歳昭和のおじさんど真ん中の栗山監督。 世代でレッテル貼ることの意味がないことを教えてくれました。 見るべきは一人ひとり。 「最近の若者は・・」という人の話は聞かないようにしているんで それは、世代とか性別でものごとを語る人は 思考停止していることが多いから。 思考停止していると、今目の前で起こっていることが 目に入らないし、人の助言にも耳を貸さない。 ということで、時代の変化に耳を傾けてみようっと。 【今週の1冊】 「レディ・ジョーカー」 1997年 高村薫 著 毎日新聞社 題材は、「グリコ森永事件」 この事件は1984年。もう40年も前になるのですね。 ちょうど就活の時だったので、企業選びにも大きく影響 していたことを思い出します。グリコ森永事件の犯人は 「かい人21面相」でした。 さて、このレディ・ジョーカー。とても読み応えありました。 冒頭の交通事故、そして運ばれた病院はすぐ近く。ということで 入り込み。誘拐されるビール会社の社長は58歳。さらに、、。 ということで接点が多くて至る所で感情移入しながら、 自分だったらどう考える?どう行動する?と思いを巡らせるから なかなか先に進めない。 これが読書の醍醐味。書いてある言葉をきっかけに自分の頭で 物語を作り、それが動きだす。 大企業の役員会の意思決定や役員が抱えている悩み、孤独、 あの人に読んで欲しい、この人に感想聞きたい。といろんな 人が頭に浮かんでくる。 これを映像にするのは難しいだろうな。自分なら、どこに フォーカスして映像化するだろうかと考えるのも楽しい。 犯人グループを中心に描くか、日の出ビールか、それとも警察か。 新聞社はないな。マスコミのメンタリティはどうしても共感 できない。闇を暴くジャーナリズム魂などと言いながら、 本当の悪には踏み込まず逃げるだけ。特落ちを怖がる神経も よくわからない。 |
2023/03/27