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アクシア社長のオフィシャルブログ
個人ではなく組織の問題
「脳外科医竹田くん」と言うマンガが評判になっている。 と言う噂を聞いて読んでみました。脳外科医という言葉には 逆らえません。 調べてみると、ほぼ実話であり今もどこかで勤務している らしい、、、。怖いことです。 さらに、怖いのはそのコメント。多くのコメントが竹田くんだけを 非難するコメントなのです。 イヤ、これは竹田くん個人ではなく、組織の問題でしょ。 個人の特性はバラバラ。いろんな人がいる。不適格な人も。 だからそんな時に自浄作用を働かせることができる組織で あるかどうかを問題にしないと。 竹田くんが在籍していた病院は、竹田くんひとりの問題ではなく、 院長や他の医師、看護師が全員自分の問題だと捉えないと 同じことが起こってしまいます。 言うべきことを言う。言うべき時に言う。 知ってて黙っていたらそれは同罪。なのです。 【今週の1冊】 「照柿」 2006年 高村薫 著 講談社 暑い。濃い。べっとり。 最初から最後までまとわりついてくる。 羽村の工場、大阪の気だるさ。会話の粘り気。 なんという空気感。こんなにも体感で感じる小説は なかったかも。 解説もいい。高村薫はドストエフスキーである。 そう、そう。ラスコーリニコフだしアンナカレーニナだよ。 世の中にはまだまだ読まなきゃいけない小説がたくさんある。 その世界を自分で感じるために、行かなきゃいけないところが たくさんある。 そろそろ梅雨入り。じっとり湿った世界を感じる小説を探そうかな 追加でもう一冊 「カモメになったペンギン」 2007年 ジョン・P・コッター 著 藤原和博 訳 ダイヤモンド社 研修の課題図書になるかもと思って読んだのですが、いまひとつ・ こういう教訓めいた話は何の役にも立たない。 あとがきの訳者も薄っぺらくて、、、。 何度も何度も失敗していますが、こういう本(自己啓発本的なもの は時間の無駄ですね。 |
2023/06/01