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アクシア社長のオフィシャルブログ
要望は高く
| 新人研修月間は続きます。今年は気温の差が激しいですね。 関東でも真冬(雪が舞い散る!)になったり春本番になったり で、ここまでブレなくてもいいんじゃない?と思うほど。 来週はいくつか出張しての研修が続くので日本列島の大きさ をさらに実感して楽しみたいと思います。 地球儀を見るとわかりますが、日本って意外と大きいですよ。 そんな新人研修で意識していることが「要望のレベル」です。 基本的な考えとして、できるだけ高い要望を出すようにして います。実は数年前、少しそのレベルを下げたことがあり ました。(新人研修ではありませんが) この人数、この時間ではここまで求めても難しいだろう。要望 を高くしてしまうと、「できなかった」という気持ちのなって しまうのではないのか、、、。と考えてしまったのですね。 しかし、その結果はあまり芳しくありませんでした。差が出て しまうのです。できる人とできない人の差が。人は自然に調整 してしまうのでしょうね。期待されているレベルを。 それに加えて、やはりこちら側の問題も出てきます。もう少しで できるのに、要求を下げているからあと少しのその先を求めない。 この"あと少しは"実はとても大きく、エネルギーがいるのです。 もしかしたら結果的に手を抜いていたのかもしれません。 (これを書きながら気づきました) そこで今まで通り、いや今まで以上に求めるレベルを引き上げる ことにしたのです。その結果は想像以上でした。 全体のレベルは引き上がり、満足度、納得度も高まり、結果的に 「できなかった」という人が減ってきたのです。人って本当に 面白いですね。周囲の期待に応えようという本能を持っている ようなのです。 ということで、これからも高い要望を出し続けようと思います。 自分自身に対しても! |
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【今週の1冊】 「戦略的思考とは何か」 1983年初版 2018年36版 岡崎久彦著 中公新書 先週取り上げた林先生の本の中で50回くらい読んだとの 記述があったので探してみました。 初版発行から36年で36版ということは毎年版を重ねている ということでしょうか。根強い人気がある本なのですね。 歴史、戦争から紐解く戦略論。史実を知ることは現代を 生きることにつながる。そう感じさせる本です。日清戦争、 日露戦争の戦略とその後。アングロ・サクソンの世界観、 ソ連(ロシア)の戦略論など世界の大きな流れを想像し ながら読み進めると頭の中で新しい物語が生まれてくる。 そんな錯覚に陥ってしまうほど面白い。 議論についてのあり方も参考になります。 それぞれの立場が決まっていて、それを正当化するための 議論では対話によって理論的なコンセンサスは得られない。 まさにその通り。 それにしても地政学的、日本という国がある場所の特異性 は良く知っておかなければいけませんね。それを知ることは 他の国の特異性を知ることにもつながりますから。 |
2019/04/08


