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アクシア社長のオフィシャルブログ
サンタを信じる
今年のメルマガも残すところあと2回になってしまいました。 振り返ると今年は天候に恵まれない1年でしたね。 7月はほとんど青空が見えずにずっと雨。8月は一瞬暑くなった だけで、夏はいなくなり、秋は連続した台風。そしていつもなら 快晴続きで空気も乾燥する12月も雨がちの毎日。こんな天気だと サンタクロースの準備も大変でしょう。 そんなサンタクロースですが、いくつまで信じていましたか? 私は結構ながく信じていました。多分小学生5年生くらいまで。 会ったことないのに、枕元に置いてあった手紙は間違いなく、 親父の筆跡だったのに信じてしまうものなのですね。 そんなサンタを信じる気持ちって純粋な子供の心を持っている からで、子供でなくなったらサンタは本当にいないんだ!と 気づくのだと思っていたのですが、それって違うかもしれません。 人は信じたいものを信じる。一度擦り込まれたものはなかなか 上書きできないからなのではないのかと。 今、素直に疑うことなく信じていることも、実はサンタと同じ かもしれないのです。世の中の常識は常識だと思っているだけで、 住んでいる場所、触れている情報、知ったタイミングによって 大きく異なっている。もちろん時代が変われば常識も変わる。 サンタを信じていたということは、そんな環境の中で自己暗示に かけていたのかもしれません。 だって信じなくなったらクリスマスプレゼントもらえなくなる リスクがありますから。 人の心は不思議なものです。今もいろんな暗示にかかってしまって いるのかもしれませんね。 でも変わらないものがある。それが今週の1冊です。 |
【今週の1冊】 「初恋」 1860年 イワン・ツルゲーネフ著 沼野恭子 訳 新潮文庫 とても160年前に書かれた本だとは思えません。 100年前も200年前もさらに1,000年前であっても恋する 変わらないものなのですね。源氏物語がほぼ1,000年前ですか 初恋の話を語るシーンから物語は始まります。 海外の翻訳、しかも160年前のロシアの話。気合を入れなければ と読み始めたのですが、一瞬にして話に引き込まれてしまいました 16歳の少年にとって21歳の女性は魅力的すぎますよね。 そして、ずっと読み続けている長編とほぼ同じ年代のロシアでは こういう恋愛が流行っていたのか?と感じてしまうストーリー。 引き込まれます。 初恋って苦しいものですね。 |
2019/12/17