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人は弱い。なんと弱い存在なのか
また悲しい事件が起こっていますね。ビッグモーター。 東芝、日野自動車、スルガ銀行、三菱自動車にタカタに東洋ゴム。 検査偽装に不正会計。無くなる気配がありません。 その際追及されるのが、経営陣の責任。 もちろん経営に問題があります。しかし、そこであまり取り上げ られることはないのですが、やってしまう現場の社員にも大いに 問題がある。 どうしてやってしまうのか。犯罪に手を染めてしまうのか。 ビッグモーターで顧客から預かった車を傷つけたのは、現場の社員 実行犯です。上からの指図には逆らえないのか、悪いことだという 感覚が麻痺してしまうのか。 人は弱いのです。ナチスのアイヒマンがそれを物語っています。 だからこそ、そうならないようなルールや仕組み必要だし、 その状況から逃れることができるよう、その社会だけに依存しなく 生きていけるような実力をつけていくことが必要なのです。 もちろん、相互支援の仕組みを。 今回のビッグモーターの事件は、その状況をわかっていた、 あるいはこの状況を作り出した損害保険会社は共謀共同正犯、 ビッグモーターがこのような会社であることがわかっていて CMを流し続けたマスコミも同じくらいの責任がある。 人は弱いのです。 【今週の1冊】 「火車」 1992年 宮部みゆき 著 双葉社 宮部みゆき、久しぶりに読んでみました。 「理由」「模倣犯」は新刊の時に読んだので、20年以上 読んでいなかったことになるのですね。 と言うことで久しぶりの宮部みゆきの世界は良かった。 高村薫のマークスの山が1993年。この時期は、 サラ金、カード破産が社会問題になっていたことがわかります。 そして、火車で書かれているのは、他人になりすます犯罪。 これって、マイナンバー制度、マイナカードが使われるようになる 成り立たない犯罪。戸籍と健康保険、雇用保険が連携していないか できること。 マイナンバー制度、マイナカードが浸透したら、火車のような 小説が書けなくなります。新たなトリックに期待です。 |
2023/07/24