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「働き方改革」を促進するもう一つの視点

先週に続き、「働き方改革」についてのテーマです。


”働き方改革”のスタートは、業務の見直しです。

今の業務を見直さずに、単に残業時間を減らすとか、

働き方を見直すことはできません。

今まで必要ない仕事で残業をしていたわけではあり

ませんから、業務の見直し、業務改善をまず行わな

ければいけないことであることは明らかです。

(残業代が生活給になってしまっている人がいたり、

ただ早く帰りづらいから帰れらない人もたまにいますが)


さて、今日はその「業務改善」について


改善する業務の範囲は、自分の仕事、職場の仕事、他部門

とつながる仕事、そして全社の仕事まで広がります。

その上で、個々の業務だけでなく、組織体制や仕事の再設計

を行い、人の配置、制度を変えるところまで出来れば、

かなり業務は効率化することができます。


しかし、業務改善で本当に重要なことはここから先

にあります。

それは外部(取引先、業務依頼先、発注先)との仕事の

見直しです。

わかりやすくいうと、自社がクライアント(お客さま)

である時、相手の業務効率を妨げるようなことをして

いないか。ということを考える必要があるのです。


客の立場を使って、むやみに呼び出したりしていないか

検討の時間を長く取りすぎていないか、担当者は責任

を果たせているのか、などを考えてみましょう。


研修の仕事でも時々あります。

研修担当者からの問い合わせで、何度も打ち合わせを

行い、企画を提案し、その結果担当者では決めきれない、

ということで責任者が出てきてもう一度最初からやり直し。


社内の選定基準を明らかにしないまま、関係ある会社を

全て呼んで全社に提案を求め、数社に絞り込んだ上で、

さらに企画を練り直す。


他にもまだまだ、、、


決めることができない人を担当者にしていないか。

発注する際に、内部で基準(意思)統一しているか。

を見直すことで、お互いに無駄な時間をなくすこと

ができるのです。


発注者だからどんな無理でも通るわけではありません。

そこはお互い様。お互いに気持ちよく仕事ができる様、

外部との接点の業務を見直す。

担当者のあり方は、社内のマネジメントのあり方にも

つながるので、人材育成にも効果があります。


ここまで行えば、回り回って社会全体の業務を効率化

することができるのです。

 

2017/01/23

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