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アクシア社長のオフィシャルブログ
解像度を上げる
最近ちょっとチャンスがあり、とあるグループのレポートを
まとめて読む機会がありました。その傾向が面白かったのです。
それは、最近の新人や若者(Z世代)に対して、我々はどのように
指導していったらいいか。という論調でした。
そこで感じたのが、書かれていたZ世代の特徴と日頃感じている
ことに大きな乖離があるということ。なので、それは違うよな。
という気持ちだったのですが、ちょっと待てよ。
違う原因は解像度の違いだったのです。
Z世代とくくることはできても、
その一人ひとりを括ってしまうと無個性の集団になってしまう。
つまり個人と集団を比較した時の違和感だったのですね。
実はこれ、多くの場面でギャップを生む原因になっているのです。
語っている解像度が違うから話が噛み合わないし、良い解決策が
見つからない。しかもほとんど無意識でやっている。
ということで、「泣いた赤鬼」という物語を思い出しました。
人間と鬼、善と悪の対立から、鬼の解像度をほんの少しだけ上げる
(赤鬼と青鬼)だけで、見え方が全く変わってくる。
そんな感じで考えるとなんかよくないですか。
【今週の1冊】
「私の美の世界」
1968年 森茉莉 著 新潮文庫
森鴎外の娘である森茉莉エッセイ。
連載物をまとめた本は、一気に読んではいけない。
読まない方がいい。
週刊誌のエッセイなのか、月刊誌のエッセイなのかに
合わせてその間隔で読む。書かれた時代に関係なく。
多分作者の思考に近いと思うから。
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2025/07/01