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会話の総量

新人研修の旅はまだまだ続いています。
ほとんどの研修がオンラインになった中で、新人研修は
集合して実施したい。そうですよね。面接もオンラインだし、
内定時代にも直接会う機会がほとんどなく入社しているので
研修は直接顔を合わせてやりたいですよね。

毎年そんな新人たちを見ていて気付かされることがたくさん
あります。その一つが、成長角度と会話の総量は比例する。
というもの。

学生から社会人になってしばらく緊張が続くのはみな同じ。
そんな中で積極的に会話する人もいれば、なかなか会話が
できない人がいる。
新人の凄いところは1日研修を行うと、みるみる成長するところ
にあるのですが、会話の総量によって成長(変化)に差が出る
のです。
会話をするということは、自分の考えをアウトプットするだけ
だけでなく、他者の考えを聞く=参考にすることができるので、
単位時間当たりの情報量が増えるのです。
会話しないとアウトプットしないから頭も整理されないし、
他者の意見も入ってこない。
ということで、新人研修のキモはとにかく会話をさせること。

元々おしゃべりが苦手な人でも、話ができる環境を作って、
話すテーマを与えることができれば、みんなよく話すようになる。
そう誰もが会話するようになるのです。

一見おとなしそうに見えても、その場に慣れていなくて、緊張
しているだけだったり、そもそも何を聞かれているわからない
ということだったりすることが多いので、投げかけ方次第で、
反応は大きく変わる。

新人研修では、他者と会話することの楽しさがわかったらOK。
他者との会話ができれば、自分との対話(内省)や本を読んで
著者と対話することもできるようになるので、圧倒的にインプット
を増やすことができるようになるのです。

ということで、今週もどんな新人に会うことができるか
とても楽しみです。
 
 
【今週の1冊】

「クラシック音楽の歴史」
 2017年 中川右介 著 角川ソフィア文庫

「のだめタンタービレ」でクラシック音楽の面白さを知り、
そして、今ではYouTubeでたくさんクラシックの演奏を見る
ことができ(聞くだけなく、見ることができるのが凄いと思う)
ますますクラシックに興味を持っている時に、ふと目に入ったの
がこの本。

クラシックの作曲家や楽曲、その時代背景が書かれているので、
知っていることがつながっていき、知らなかったこともどんどん
入ってくる。面白いですね。
YouTubeでその音楽を聴きながら読むと、その世界に浸れます。
いい時代になりました。

 

2022/04/18

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