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ワクワクすること

例年この時期、梅雨前の5月は過ごしやすい天気が続くのですが

今年はなかなか爽やかな天気が長続きしませんね。だからこそ

晴れるといつも以上に爽やか。気持ちもリラックスできます。

そんな穏やかな先週末は東京ジャーミイというイスラム教モスク

の見学に行ってきました。ちょうどオスマントルコに関係ある本

を読んでいたので、その世界に浸ることができました。


そんな新しい場所に行くことはとてもワクワクして心が喜んで

しまいます。どんな場所だろう?どんな空気、音、匂いは?

と、こういうことは何度か書いていますね。それだけ初めての

場所、新しいことが好きなのです。その新しいワクワクの中でも

一番心が踊るのが新しい人たちとの出会い。今年も新人研修で

たくさんの新人に出会いました。本当にみんなハツラツとしていて

これからの成長が楽しみな人たちばかり。初めての仕事への

不安も顔を覗かせている姿も初々しく、それ以上の期待が伝わって

くるのがとても新鮮。毎年5月はそんな新しい出会いもあるから、

より一層好きな季節になるのでしょうね。


その新人から学ぶことがたくさんあります。その一つが、自分も

変化しないといけないとうこと。彼らと接すると自分の考え方が

硬くなっていることに気づかされます。彼らの新鮮な発想は

まさに今の時代を反映していることを感じるのです。彼ら自身は

それが自然なので普段通りなのですが、毎年一つ歳をとっている

私からすると毎年頭を柔軟にして入れ替えていかないとすぐに

世の中についていけなくなる事実に気付かされるのです。

そして、そんな新人にいろんな命題を投げかけて、一緒に考え、

悩むのは本当に楽しいことですね。


そんな彼らが発した”袋とじ”という言葉に思わずワクワクして

しまった私がいました。この言葉に反応してしまう人いますか?
 
                                  

【今週の1冊】

「コンスタンティノープルの陥落」
 平成3年初版 平成29年49刷 
 塩野七生著 新潮文庫

1453年5月29日(今から566年前)ビザンチン(東ローマ帝国)
の首都コンスタンティノープルはオスマン帝国によって陥落。
その1年前(1452年)から陥落の瞬間までを描いた小説。

実際の史実とは異なるところはあるとわかっていても、世界は
こうやって様々な人の思惑やある一瞬の判断によって、その後
の歴史が大きく変わっていくんだということがわかります。
その当時の人々の息遣いが生々しく伝わってきます。面白い!
あそこで撃たれていなければ、門を開けていなければ、世界は
違うものになっていた。
世界史で学んだことを物語として読むことでものすごくリアル
に感じてきます。海洋国家であったヴェネチアやジェノバの強さ、
イエニチェリにさらされて、突撃するしかない兵士達。
そして皇帝の最後。
人間っていつの時代も変わらないものなのですね。

 

2019/05/21

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