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アクシア社長のオフィシャルブログ
モノの道理
大人になってからの学び直し、楽しいですね。学生の頃 は社会を知らないし、経験値は少ないし、知識も乏しい。 だから納得する前に暗記するしかなかったり、無理矢理 自分を納得させることが多くなってしまう。そりゃ面白く ないですよね。もっと早く学ぶ面白さに気づけばよかった! 流石に社会人30年。多少は社会の波に揉まれ、経験値を 上げて、知識が豊富になってからの学びは面白い。 「あー、そういうことか!」「こことこれは繋がるね」 「だからこうなるよね」と学生の時に分断されていた教科が 深まっていく。なんとなくモノの道理がわかった! ということの怖さを感じています。 結局自分の経験、知識の領域の中で回っているだけ。つまり、 自分が理解できることしかできない、、、。自分が理解でき ないことは排除していない?と。 学ぶことは、今の自分が知らないこと、理解できないことを 知ろうとすること。ということは本当の学びはこの先に あるんだ!なんだと思うんですよね。 実はこんなことを感じたのはほんの些細な(どうしようもない) 出来事からなのです。 朝ランの途中で出会った子犬たち。すれ違いざまお互いの お尻の匂いを嗅ぎあう姿を見た時。どうしてそんなことするのか 流石に理解できませんよね。「あー、そういうことね!」 ではなく、「なぜ?」が学びの原点ですね。 |
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【今週の1冊】 「FACT FULNESS」 2019年 ハンス・ロスリング著 日経BP社 いやー、実に面白いです。本当にワクワクしながら一気に 読んでしまいました。世界は大きく変わっている。しかも 劇的に加速度的に!しかも間違いなく良くなっていると いうことをデータから示しています。この本の面白さは そのデータからわかる今の世界の姿だけでなく、多くの人が なぜこんなに本当の世界が見えていないのか、ということを 示していること。 昨年TEDで見ていました。それでも私の認識は変わって いませんでした。人の意識はどれほどいい加減なものなのか がよくわかります。 さて、今の世界全体の平均年齢は幾つでしょう? 世界中の1歳児で何らかの予防接種を受けている人の割合は? など具体的なデータを示しながら、今世界がどのような状態 になっているかをぐいぐい迫ってきます。 そんな本書の中でこのセリフが一番心に刺さりました。 「数字を見ないと、世界のことはわからない。 しかし、数字だけを見ても、世界のことはわからない」 もう一つの感想は、さてその数字は真実なのか? 数字を語るには、一次情報に当たらないといけない。 ということ。ここで出されている数字が真実とも限りません からね。 |
2019/01/23