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アクシア社長のオフィシャルブログ
世界は彩りに溢れている
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季節の変わり目に体調が悪くなるのはいつものこと。
今年も少し風邪をひいてしまいました。熱が出ることもなく、
ダウンする程ではないのですが、今回は治った瞬間を感じる
という貴重な経験をすることができました。
その瞬間、周囲が彩りに溢れ出したんですよ。その彩は匂い。
部屋のドアを開けた瞬間、部屋中に匂いが充満していて、
その匂いがさまざまな色彩を持っている感じを全身に浴びる。
違う部屋のドアを開けるとまた新たな香りの世界が広がり、
ベランダに出ると自然の匂いが身体中を包み込む。
コロナに罹患した時に辛さはそれでした。匂いを感じない。
匂いを感じないと味がわからない。同時に世の中の色が
消えてしまったような絶望。
嗅覚って人間が持っている最高の感覚かもね。
そしてそれはAIには永久に持つことができない人間だけが持つ高
なんてことはどうでもよくて、
【今週の1冊】
「ツ、イ、ラ、ク」 2007年 姫野カオルコ
先週の角田光代、先々週の望月麻衣、原田マハと女性作家の本を
続けて読んでいます。それぞれジャンルは異なるのですが、
しながら辛さを共感しつつハマってしまっています。
さて、このツイラク。小学2年生から30半ばまでの主人公を軸に
描かれているのですが、
いて、つい自分自身のことと重ねてしまう。
こんなに真剣に物事を考えていたっけ、
人が人として形作られるのは、この時代なんだろうな。
心も体も成長、変化していてふにゃふにゃで繊細で傷つきやすく
同時に鋭く傷つけまくる。いろんなことを思い出してしまいます。
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2025/10/25

